吉祥寺東町の法政跡地問題を考える

各地で高層マンション建設を強行、地域住民との紛争多数。モラルゼロの最低マンション専業ゼネコン・長谷工コーポレーションによる、吉祥寺東町・法政高校跡地の高層マンション建設計画を追跡するブログです。

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市側の地区計画素案について(3)

長かった懇談会説明会の様子についても今回で最後です。もう少しおつきあい願います。

さて、1月21日の懇談会が市側と住民側の意見が対立したまま、何の解決も見ないまま終了したため、市側のセッティングによって開催されることとなった2月10日の説明会ですが、結論だけを先に言ってしまえば、全く進展はありませんでした。

確かに、市側の説明は、前回よりも住民側の疑問に多少なりとも答えようという意図が感じられ、事前に配布されたQ&Aには、

・なぜ、用途地域を第一種低層住居専用地域に変更しないのか。
・なぜ、女子大通りの北側は区域から除外されたのか。
・法政の売買を白紙に戻させるべきではないか。
・なぜ、市案の高さ制限は25mなのか。15mではだめなのか。
・住民提案内容を全面的に取り入れるべきではないのか。



など、前回の懇談会における住民側の代表的な声が掲載されました。しかし、肝心の回答部分の説得力が弱く、とても住民側が納得できるものとは言えませんでした。

いくつか例を挙げましょう。用途地域を一種低層に変更しない理由については、こうあります。

「(前略)市は、第一種低層住居専用地域については、建ぺい率:40%/容積率:80%が基本と考えており、周辺との整合の観点から同じ第一種低層住居専用地域に指定した場合、多数の既存不適格建築物が発生してしまいます。用途地域は、東京都決定の都市計画です。見直しにあたっては、既存不適格率が判断のひとつとなり、変更は難しいと考えられます。」



既存不適格建物が発生することについてはその通りでしょう。しかし、40/80が基本のくだりには無理があります。なぜなら、同じ吉祥寺東町内の吉祥女子の周辺は、用途地域こそ同じ一種低層ですが、建ぺい率/容積率は50/150と大幅に緩和されているからです(図の右下の方の斜線部分です。ちなみに左上の黄緑部分が法政敷地)。同校の校舎には4階建ての建物が存在します。この事実はどう説明するのでしょうか。また、一種低層でももう一段の建ぺい率/容積率の緩和は可能です。このような案は、果たして市では検討したのでしょうか。それについては何も回答されていません。

吉祥女子周辺
(クリックで拡大)

もう一つ。全域15mの高さ制限を行わない理由については、

「全域に15mの高さ制限をかけた場合、現在のところ大きく影響を受けるのは法政敷地のみと考えられます。そのため市では公平性や合理性に配慮し、シミュレーション等調査・検討を行い、一部の敷地に過度の負担とならないよう、視覚的な影響の大きい沿道部分については、住民の皆さまから提案された15mの高さ制限とし、それ以外の部分について25mの高さ制限としています。」



との回答がなされています。これもおかしな部分があります。そもそもこの地区計画は、学校用地として規制が緩和されていた法政跡地に一定の制約を課すためのものであるはずです。にも関わらず、既にその趣旨が失われたまま地区計画が導入されようとしているように思えてなりません。同じことは、なぜ25mなのかという点にも当てはまります。20mなどの中間の高さは検討されたのでしょうか。これについては、遂に確たる説明がありませんでした。長谷工が訴えてきたとしても、国立の事例で見る限り、20mの高さ制限で敗訴する可能性は非常に低いと思います。市側の懸念はどこにあるのでしょうか。

質疑応答の時間については、正直あまりコメントしたくはありません。なぜ、あの場に長谷工の人間がいるのでしょうか。地権者だから? まだ、引き渡しも受けていないのに地権者面とは片腹痛しです(しかも、まだ所有権移転登記も仮登記です)。訴訟も辞さないとかほざいていましたが、単なるブラフにすぎません。市の地区計画素案を超えたマンションを建築しようとすれば、違法性のある設計で敗訴するのは彼らの方なのですから。

それにしても、こうした場に堂々と出てくる面の皮の厚さには本当に感心します。人間としての最低限の良心が既に麻痺しているのでしょう。税金で助けてもらった会社のくせに、積極的に各地に厄災を振りまいて堂々としている。同じ人間として、ああは絶対になりたくないものです。

最後には、市の部長に対して辞めろという声まで出ました。もう市側が聞く耳を持たないという諦めの気持ちから出た発言だと思いますが、どうだったのでしょう。気持ちは分かりますが、市と住民が反目しても長谷工を利するだけです。敵は、悪徳業者・長谷工コーポレーションなのです。間接的とはいえ、税金で救済してもらっておきながら恩を仇で返し続けている、社会のダニ・長谷工が憎むべき相手なのです。それを忘れてはならないと強く思います。

この問題については、様々な意見があるようです。次回以降は、そのような点も踏まえて、今後の法政跡地問題を再検討していきたいと考えています。
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第一種低層住居専用地域第一種低層住居専用地域(だいいっしゅていそうじゅうきょせんようちいき)は、都市計画法による用途地域の一つで、低層住宅の良好な住環境を守るための地域である。12種類の用途地域の中で最も厳しい規制がかけられている。.wikilis{font-size:10px;

  • 2007/02/21(水) 23:14:16 |
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