吉祥寺東町の法政跡地問題を考える

各地で高層マンション建設を強行、地域住民との紛争多数。モラルゼロの最低マンション専業ゼネコン・長谷工コーポレーションによる、吉祥寺東町・法政高校跡地の高層マンション建設計画を追跡するブログです。

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無邪気な善意の弊害

最近、法政跡地に騒音計と振動計が設置されました。協定書では2箇所設置することとなっており、一つは法政通りと女子大通りの交差点付近に設置されていました(下の写真)。場所が適切かどうかはともかく、周囲から見やすいという点においては、適切な配置と言えそうです。しかし、もう一つは、東側に設置されているのですが、ブロック塀に遮られてほとんど見ることができません(東側の通りと接する箇所の一番南側にあります)。今後、ブロック塀を撤去することで見えるようになると期待しておきます。

騒音・振動計
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騒音・振動計2
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しかし、あの銀色の無機質な仮囲いは何とかなりませんかね。周囲の美観を損ねることしきりです。協定書の第8条第2項には、「仮囲い等に周辺の美観を損ねることのないようなものを採用し、景観に十分配慮する」との一文がはっきりと謳われているのですが… まあ、その程度の美意識しかないから、周囲の景観と全く相容れない巨大マンションを造り続けても何とも思わないんでしょうけど。

仮囲い
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話が多少脱線気味になりますけど、関西の工事現場では社団法人建築業協会関西支部が「建築の果たしている役割や、実際に建築の仕事をする職人さんについて、お子さんやお母さんに知っていただくことを目的とし」て未就学児童を対象に、絵本「王様の冬のへや」を無料で配布しており、その絵本の一部が「仮囲いキャンペーン」として仮囲いに掲示されていました。それだけで、無機質な工事現場が随分イメージが変わるものだと感心したのですが、そのような配慮はなされないんでしょうかね、関東では。ペイントすらない鉄板むき出しの仮囲いは論外としても。

さて、本日の話題の中心は、三鷹駅北口のツインタワーマンション問題を追跡している「駅前の空はだれのものか | Web草思」「第15回 保身が癖になっている日本人」についてです。内容は上記リンクを辿ってお読みいただくとして(武蔵野市政に対する怒りが増すこと請け合いです)、一番最後のセンテンスが多少法政跡地問題と関係しますので、その部分のみご紹介します。

急に応援し始めてくれた市議たち

 空しさを抱えて工事説明会の席を立った後、追い打ちをかける出来事があった。
 会の直後、3人の市議たちが『考える市民の会』に「情報を提供したい」「力になりたい」と、会談を申し入れて来たのだ。
 市内東町で起きている法政一高跡地問題をめぐっては、地元の団体とマンション建設を進める業者の間で『工事協定』が結ばれることになったという。だから、『考える市民の会』でも、工事期間中の生活や環境を守るための約束を工事協定の形で締結するよう申し入れた方がいいと勧めてくれたのだ。
(中略)
 「私たちは、103メートルが建つことにまだ納得がいってないんです。工事のことまで私が中心になって事業主と話し合う気は、申し訳ないけれどありません」
 河原雅子代表が、力ない表情で消極的な反応を見せた。対して市議たちは、
 「ここであきらめちゃダメですよ。これまでやって来たことを、つなげていきましょう」
 前向きな言い方で励ました。
(後略)



該当箇所は割愛していますが、著者の小林さんは市議たちを偽善者として切り捨てています。確かに、高さについて争っている最中に、具体的な工事について云々する協定書を結ぶべきだとアドバイスするのは、善意の発露なのかも知れませんが、当事者の感情を考えればどうかと思います。交通事故で家族が入院したところに、知り合いが見舞いの言葉も早々に「慰謝料の問題をしっかりとするために弁護士を雇うことをお薦めする。良い弁護士を知っている」とアドバイスしていると考えれば、その違和感は分かり易いのではないでしょうか。

それでも、文中でも触れられているように、「何ら行動してくれない市議よりずっと『誠意がある』と言うべきかもしれ」ませんが、正直、この市議の方々は法政跡地問題についても理解が不足していると言わざるを得ません。と言うのは、法政跡地問題において工事協定書を締結したのは、あくまで「既存建物解体に関する協定書」であって、新築工事については全くの白紙だからです。マンション建設については、高さやセットバックの問題を含めて、長谷工と周辺住民の間に何らの合意もなされておらず、そこに市の地区計画案変更が入ってきて、ペンディングの状態が長く続いています。

その中でも、既存建物(法政校舎)の解体工事は、どのような建物が建てられるにせよ行われるので、解体工事による周辺環境悪化を防ぐために締結したものです。これらの市議の方々は、このような問題の本質を見ずに、「協定書を締結した」という一点のみをもって「情報を提供したい」と申し入れてきたとすれば、上記のような感情の行き違いが発生するのもやむを得ないと言えるでしょう。

これらの市議の方々が偽善者だとまでは個人的には思いませんが、正直、当事者の問題意識や訴えたいことに対する理解が、非常に表層的なレベルに止まっていると感じざるを得ません。その結果が、法政跡地問題にせよ、三鷹のツインタワー問題にせよ、市議会の総論賛成というスタンスに結びつくのだと考えます。民意を反映していないという点において、失意を禁じ得ません。

法政跡地問題も、地区計画については大詰めを迎えています。現在、地区計画の市案の公告・縦覧、意見書の提出期間となっています(10/15まで)。地区計画に対して住民側からの意見を陳述する最後の機会です。この問題にご関心のある方からの積極的な意見書提出をお願いします。なお、縦覧場所は、武蔵野市役所4階・まちづくり推進課、意見書の提出方法は、対象となる地区計画の名称、住所、氏名を明記し、郵送(武蔵野市緑町2-2-28 都市整備部まちづくり推進課)もしくは直接まちづくり推進課までとなっています。

但し、前回の意見書募集時に、地区計画区域内の地権者以外の意見書は、あくまで「参考として取り扱」うという身勝手振りを炸裂させた武蔵野市ですから、今回も大多数の意見書をどう取り扱うかは推して知るべしですが… まあ、その際は「事業主の忠実なパートナー、武蔵野市(其の三)」(仮称)で、その身勝手振りを徹底的に糾弾する予定です。そうならないことを、一応祈念しておきます。

最後に、アクセス解析でちょっと変なものを見つけましたので、ご参考までにご紹介します。数日前に、ドメイン「inet041.kajima.co.jp」から、ヤフーの「練馬区立野町908-1」というキーワードの検索結果を辿って本ブログに来た方がいらっしゃいました。この住所は、立野町の法政グラウンドの住所です。三井不動産が建設予定のグラウンド跡地のマンションについては、鹿島が施工を担当するのでしょうか。大手は、長谷工ほどの無茶をしない可能性が高いので、これ自体は望ましいことかも知れませんね。

それにしても、法政跡地のマンションの売り主は、一体誰になるんでしょうね。長谷工はあくまでゼネコンであり、100%販売を担当することはない筈です(再建計画の本業特化の一環)。アクセス解析の結果でも、他のマンションデベロッパーが訪ねてくることはあまりありません。既に長谷工は実設計に入っている筈ですので、デベロッパーのニーズに合わせた仕様(と言っても長谷工物件は、所詮基本的に長谷工仕様ですけど)にするためにも、そろそろ売り主は確定させないといけないと思うのですが… 皆、マンション市況の変化をかぎ取って、苦戦必死の高値掴み物件は敬遠しているということなのでしょうか? それらしいアクセスがあった場合は、またご報告させていただきます。
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テーマ:住宅・不動産 - ジャンル:ライフ

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