吉祥寺東町の法政跡地問題を考える

各地で高層マンション建設を強行、地域住民との紛争多数。モラルゼロの最低マンション専業ゼネコン・長谷工コーポレーションによる、吉祥寺東町・法政高校跡地の高層マンション建設計画を追跡するブログです。

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市側の地区計画素案について(2)

今回以降、いよいよ1月21日に開催された邑上市長との懇談会地区計画協議会主催)、そして2月10日に開催された地区計画素案の説明会(武蔵野市主催)の様子をお伝えしたいと思います。但し、今回も長文となってしまったため、説明会の様子は次回とさせていただきます。気を持たせるようで申し訳ありません。

先ずは、1月21日の懇談会の様子から。場所は、市立第三中の集会室でした。以前の住民集会の時は半分も埋まっていなかった席がこの日は満席で、立ち見まででる始末。近隣住民のこの問題に対する関心の高さが窺われました。

会は、協議会の松本代表の挨拶の後、市側の説明が始まりました。先ず始めに、10月2日の地区計画案の提出後の市の行動経緯が説明され(この辺は以前の懇談会で説明された内容と同一です)、次に今回の素案の基本的な考え方が示されました。この考え方というのは、表面上は良好な住環境の維持・保全の観点から地区計画の必要性を謳ってはいるものの、実質は市のまちづくり方針等との整合性という観点から、「都市居住型誘導居住水準に配慮した住環境の確保」という普通の人には絶対に理解できない用語にて調整が図られることとなります。

さて、この「都市居住型誘導居住水準」って何でしょう? ちょっとググってみれば分かりますが、要は「都市の中心及びその周辺における共同住宅居住を想定した」満たすべき住居の基準のことです(具体的には75平米以上)。つまり、市の素案はそもそも法政跡地にマンションを建築することを前提に設計されているという訳です。

このようなプランですから、この後の説明も一番肝心なところですれ違っているため、全然的外れなものが続きます。高さ制限の説明でも、25mで南北に長い2棟が並ぶ形(長谷工側から非公式に開示されている建築プランとほとんど同一)では容積率が充足されるのに対して、高さを15mに抑えると、敷地の南北に沿って櫛のような形の建物(分かりづらくてすいません。後日画像のアップを検討します)が配置されるかなり無理な建築プランを採用しても、容積率に約3千平米の無駄が生じてしまうという、まるで長谷工から説明を受けているような話が続きます。

そして、無駄な時間はこれに費やされていたのではないかと勘ぐりたくなるような、CGによる景観シミュレーションが住民向けに流されました。内容は、法政通りを北から南へ進むものと、女子大通りを西から東へ進むものの2種類で、各々、住民案(15m・5階建て)、市案(25m・8階建て)および業者案(34m・11階建て)でどのように景観が変化するかというものです。なお、市案には、市の主張する(1)法政通り沿いの部分について建物をセットバックさせて歩道を拡張、(2)西側記念講堂、プール部分を緑地化、というシナリオが基本的に盛り込まれていました。

これも、正直言って何が言いたいのか、少なくとも私には意味不明でした。東側からの景観(これは静止画でした)で業者案が映された時は、あまりのひどさに出席者から悲鳴にも似た叫び声が上がりましたが、以前にも指摘した通り、この11階建てのプランは水増された根拠のないものです(この点は、この日も川田副代表から指摘がなされました)。まるで、市が「このような11階建てが建ったら困るだろうから8階建てで我慢してよ。この方がましでしょ」と、業者の意見を代弁しているようなものです。これが、邑上市長が言われていた景観に対するシミュレーションの結果、吉祥寺東町にふさわしいと判断した建物なのでしょうか。正直、その良識には疑問を呈さざるを得ません。

これらの市側の説明(約30分ほどだったと思います)の後は、一応質疑応答の時間でしたが、そのほとんどは市および市長への抗議でした。そのいちいちをここでご紹介することはできません。しかし、その遣り取りの中で私が感じたことは、邑上市長のリーダーシップやカリスマ性の欠如でした。市の職員が役人なので木で鼻をくくったような答弁しかできないのは仕方ないとしても、市長までが、まるで市の職員の一人のようでした。すべての政治家にカリスマ性やリーダーシップが備わっているとは思っていませんが、正直、人の上に立つ器の人間ですらない、そう感じざるを得ませんでした。

質疑応答の中で、一つだけ記録しておきます。長谷工に素案を説明するのかという質問に対して、市長が「明日にでも長谷工にもご説明する」と発言したことに対して、住民側から「合意もなされていない素案を長谷工に提示し、事実上の地区計画案とすることは絶対にやめて欲しい」との要望が再三出されました。しかし、市長からは最後まで住民と合意するまでは説明しないという言葉はありませんでした。事実、この後すぐに長谷工に説明したことが後日明らかになります。

結局、当初から予想された通り、両者の主張は全く交わることなく2時間が経過し、市長が「調整して再度提示し直す」と約束した形で閉会となりました。但し、何の調整もなされなかったことは、次回の説明会で明らかになります((3)に続く)。
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