吉祥寺東町の法政跡地問題を考える

各地で高層マンション建設を強行、地域住民との紛争多数。モラルゼロの最低マンション専業ゼネコン・長谷工コーポレーションによる、吉祥寺東町・法政高校跡地の高層マンション建設計画を追跡するブログです。

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プラウドタワー武蔵小金井

週末の新聞に、武蔵小金井駅南口の再開発エリアに建築されるタワー型マンション「プラウドタワー武蔵小金井」の折り込みチラシが入っていました。何となく、例の三鷹駅前のツインタワー構想を思い起こさせるものがありましたので、ちょっと調べてみると、色々と面白いことが分かりましたので、ご紹介します。

このマンションは、地上25階地下2階建てということですので、三鷹のツインタワー(28階建てと31階建てで、高さはいずれも103.7m)よりもやや低い程度ということになります。しかし、同じ中央線沿線の周辺に不釣り合いな高層建築物という点では一致しており、ツインタワー問題を考える上でも参考になる事例でしょう。

この再開発エリアについては、イトーヨーカ堂の進出による地域の商店街や中規模スーパーへの打撃に対する懸念、地域住民が希望した図書館ではなく文化ホールが配置されることなど、そもそも問題の多い開発計画のようですが、この図書館を建設できないという理由が、この再開発計画、そしてこのタワーマンションの問題点を雄弁に物語っています。

野見山修吉小金井市議のブログ「ノミの目」の2月22日のエントリ「パチンコ店規制と図書館」に次のような記載があります。

かつて、小金井市は駅前にどのような公共施設を置くべきかの市民アンケートをとり、市民要望の第1位は図書館でした。今再開発地区に計画されているような文化ホールは順位の低いものでした。そこでなぜ市民要望1位の図書館を駅前に作らないのかという質問に対し、市側はパチンコ店が≪入≫るので風営法上駅前に図書館は作れないと答弁しました。風営法を逆手に取った形で、市民要望をつぶしたわけです。それどころか武蔵小金井駅南口再開発では駅に最も近い25階建ビルの地下は大パチンコ店ゾーンとなります。駅前広場に木やみどりを配置するだけが小金井市にふさわしい駅前なのでしょうか?(≪≫内は当方にて補足)



何と、タワーマンションの地下にパチンコ店が入るというのです。こんなマンション、聞いたことありません。調べてみると、小金井市議会の議事録に、確かにその旨の記録が残されていました。平成14年全員協議会(8月7日開催)の萩原施設建設準備担当課長の答弁の中に、はっきりとこうあります。

風営法の関係から、商業地区につきましては、学校や図書館、それから児童福祉施設の敷地から50メートル以上は離しませんといわゆるパチンコ屋さんとか、こういった関係のものが設置できないという法律がございます。市民交流センターにつきましては、再開発地区へ整備することとしておりますけれども、既に地権者として風営法等の規制を受ける施設がございます。その地権者が入る予定とするビルが駅前のところにございます。そのビルから市民交流センターを予定しております施設までの距離が50メートルございません。発想が逆転になりますけれども、再開発地域でございまして、当然地権者が優先となることでございます。したがいまして、50メートルないところに図書館をつくることができないということで、このような形で前提条件に入れてございます。



つまり、再開発エリアに元々パチンコ店が存在しており、その地権者が再開発ビルに入居することが当初より決定している、だから図書館は建設できない、こういう訳です。

しかし、例によって都合の悪いことは一切隠すマンションデベロッパー(野村不動産)は、嫌悪施設であるパチンコ店の存在には公式HPでも一切触れていません。公式HPの再開発事業のページでも、「商業施設や公共施設など複合的に都市機能が集約される武蔵小金井駅前の再開発。その一画に誕生する地上25階建の『プラウドタワー武蔵小金井』。総戸数200戸の駅前タワーライフの実現です。住宅は4階以上に設けられ、地下1階から2階部分には『三浦屋』などさまざまな専門店の出店が予定されています」と解説していますが、再開発事業主体である都市再生機構(UR)再開発事業のHP内にある施設紹介を見ると、明らかに最大面積を占める店舗は、地下1階のパチンコ店です。しかし、勿論URのHPにも、どこにもパチンコ店が入るなんてことは書かれていません。徹底した隠蔽体質ですね。

階層図
(クリックで拡大)

まあ、URについて言えば、耐震偽装もびっくりの史上最大の欠陥マンション「ベルコリーヌ南大沢」に関する一連の対応で、徹底した隠蔽体質と不誠実さを炸裂させていますから、この程度のことを隠すくらい、何でもないのかも知れませんが。話は逸れますが、ベルコリーヌ南大沢の問題についてお知りになりたい方は、是非、山岡淳一郎著「マンション崩壊 あなたのマンションが廃墟になる日」をご一読下さい。他にも国立マンション事件についてのルポなど、読み応え十分です。また、ベルコリーヌ南大沢の現状については、「ベルコリーヌ南大沢のBLOG(ブログ)」が参考になります。

マンション崩壊 ?あなたの街が廃墟になる日 マンション崩壊 ?あなたの街が廃墟になる日
山岡 淳一郎 (2006/03/23)
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話を元に戻して、プラウドタワー武蔵小金井です。事業者としては隠蔽したい事実だとしても、隠して販売すれば後々問題になることは明白です。何しろ、近くに出店するだけで反対運動の起こるパチンコ店が、同じ建物に入るんですから(パチンコ店の入居する建物に、高級スーパーの三浦屋が入るというのも何か違和感を禁じ得ません。後で「やっぱり出店しませんでした」にならないでしょうね?)。野村不動産については、比較的お行儀の良いデベロッパーという認識(長谷工物件のプラウドシティ大泉は大問題になっていますけど)でいましたが、三鷹ツインタワーの幹事会社になっている件といい、どうも認識を改める必要がありそうです。「PROUD(誇る)」ブランドが泣いていますよ、野村不動産さん。
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