吉祥寺東町の法政跡地問題を考える

各地で高層マンション建設を強行、地域住民との紛争多数。モラルゼロの最低マンション専業ゼネコン・長谷工コーポレーションによる、吉祥寺東町・法政高校跡地の高層マンション建設計画を追跡するブログです。

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地区計画案提出まで

大分更新が遅れていますので、連休中でもあり、連日の更新です。

以前に、法政大学側が一方的に土地を長谷工に売却してしまったところまでの経緯はお伝えしましたが、本日はその後の地区計画案の武蔵野市宛提出までをご説明したいと思います。

平成18年初頭の土地売却を受けて、住民側では4月9日に「法政第一中・高等学校跡地対策住民の会(略称ー法政跡地の会ー)」を結成して本格的な対策を協議し始めました。そして、違法(違法で言葉が悪ければ「脱法」です)建築マンション対策としては、住民主導で良好な住環境を維持できるような地区計画を策定し、それを市議会で条例化することが一番有効だという結論になりました。そのため、7月2日に「吉祥寺東町文教地区地区計画協議会」を発足させ、地区計画案を策定することとなりました。

ここで、そもそも何故地区計画を策定して違法マンション対策を行わなければならないのかをご説明したいと思います。吉祥寺東町の法政周辺は、武蔵野美大、市立第三中などが集まっている地域で、周辺の低層住居が続いている地域と比較して、用途地域が緩和されています。具体的には、周辺のほとんどが第一種低層住居専用地域(図の濃い緑の部分)というもっとも土地利用が厳しく規制されている地域であるのに対して、学校用地は第一種中高層住居専用地域(図の黄緑の部分)というもう少し規制の緩い地域になっています。この理由は、一種低層には大学が建てられないので、既にあった武蔵野美大に対する配慮として、用途地域が緩和されているものと思われます。

法政周辺の用途地域
(クリックして拡大)

2つの用途地域には、建てられる建物の床面積にも差があるのですが、一種低層には絶対高さ制限(通常10m)が課されているのに対して、一種中高層にはそのような規制はありません。つまり、本来学校のために特別に緩和されている用途地域を悪用して、法政が高校跡地をマンション用地として高値で売り抜けたことについては前回ご説明した通りです。このような法政の悪行については、法政大学の学生さんからも批判的な意見が出ているようです。まあ、どうせ聞く耳なんて持っちゃいないでしょうけど。

本来、学校用地がそれ以外の用途に変更になった時点で、用途地域は本来あるべき姿に戻すのが筋というもので、これは行政の怠慢以外の何者でもなく、それを学校側が悪用しているに過ぎません。この問題については日経ビジネスオンラインの「学校という名の不動産へ」をお読み下さい。

但し、地区計画というのは、闇雲に策定すれば成立するというものではありません。対象地域の権利者の3分の2以上の同意が必要となるのです。この権利者には、土地の所有者などの他に、住宅ローンの抵当権を付けている銀行なども含まれますので、かなり高いハードルであることが理解いただけると思います。

こうした地区計画案ですが、協議会の方々の精力的な活動のおかげで、対象地域の住民の9割以上の賛同を得て、10月2日、武蔵野市の邑上市長宛に提出することができました。地区計画案の最も主要なポイントは、対象地域の建物に15mの高さ制限を設けるということにあります。この地区計画が成立すれば、建築予定のマンションは5階建て程度の、周辺環境への影響も(ないとは言えないものの)最小限にとどめることが可能になります。正に、この地区計画案に周辺住民の切なる願いが凝縮されている訳です。果たして、市はこの住民の訴えをどう捉えるのでしょうか?
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テーマ:住宅・不動産 - ジャンル:ライフ

コメント

現在の状況は?

10日の説明会ではどのような進展があったのでしょうか?東町に住んでいるわけではないのですが、初めての地区計画の進展、大変興味があります。

  • 2007/02/12(月) 17:02:55 |
  • URL |
  • 興味があります #-
  • [ 編集]

コメントありがとうございます

10日の説明会の内容は、追ってアップいたします(多少読者が増えてきたようなので、更新頑張ります。長谷工社員も頑張ってアクセス数に協力してねww)が、はっきり言って茶番以外の何者でもありません。市側の粋な計らいか、とっても厚顔無恥な長谷工の某部長のご出席もありましたし。
他人の権利を土足で踏みにじっておきながら、自らは地権者面して偉そうに権利を主張する。そんな長谷工の実態だけは大変よく分かる説明会でした。という訳で、また時々のぞきに来て下さい。

  • 2007/02/12(月) 17:21:14 |
  • URL |
  • 管理人(Hosei.Taro) #-
  • [ 編集]

いきなり失礼します

自分も関わる人間と思いコメントさせていただきます。

法政の移転問題ですが、生徒の中でも移転に賛成している人が多いわけではありません。交通の不便や近隣住民からの対応に不満を感じたり苦労をしています。
吉祥寺校舎で過ごした日を思うと、残念でたまりません。便利さ、それに法政跡地の周りの住民の方の人の良さは身に感じていました。自分は軽音楽部だったのですが、あれだけ大きい音を出しても文句を言われなかったのはそれまでの信頼関係の賜物かとおもいます。

「法政は環境破壊の元凶」などの言葉をみて深く傷つきました。実際生徒側は建設会社への土地引渡しの詳細を知りませんでした。学校上層部、もしくは大学側も絡んできていたのかもしれません。
わかってほしいのは、生徒は何も悪くなかったし、吉祥寺校舎で学びたかったということです。

おこがましいかもしれませんが、これが私の意見です。

学校の生徒の大半も吉祥寺住民の味方なので最後まで頑張ってください。応援しています。

  • 2007/09/06(木) 23:43:21 |
  • URL |
  • 匿名法政生 #7wuc9AmM
  • [ 編集]

コメントありがとうございました

貴重なコメントをどうもありがとうございました。
率直なご意見を頂戴し、大変感謝しております。
誤解のないように申し添えておきますが、地域住民は学生の皆さんのことを悪く思ったりは一切しておりません(「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」なんてことはありません)。
あくまで非難の対象としているのは、何十年も良好な共存関係を構築してきたにもかかわらず、それを一方的に破棄した法人としての法政です。そのことは、是非学生の皆さんもご理解下さい。
今後、皆さんも社会人になっていかれることと思いますが、決して長谷工のような社会的な信義則にも劣るような会社を勤め先に選ばれないことを強くお薦めしておきます。世間に後ろ指指されながら仕事をしていくのは、普通の感性の持ち主には辛いことと思いますので。
末筆ながら、勉強、頑張って下さい(軽音楽部も)。

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