吉祥寺東町の法政跡地問題を考える

各地で高層マンション建設を強行、地域住民との紛争多数。モラルゼロの最低マンション専業ゼネコン・長谷工コーポレーションによる、吉祥寺東町・法政高校跡地の高層マンション建設計画を追跡するブログです。

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【GW特別企画】興和不動産に売主たる資格はあるか?(その1)

世間のゴールデンウィークの喧噪も、ここ法政跡地については長谷工の工事が中断しているために、かえって静けさが戻って来ています。周囲から浮き上がったタワークレーンという不要物さえなければ、本当に心から落ち着ける連休となっているのですが…

タワークレーン2機(タワークレーン2機と高圧線鉄塔、クリックで拡大)

タワークレーンと高圧線(南側のタワークレーンと高圧線の位置関係、クリックで拡大)

そんな長期休暇中ですから、以前から関心を有しているテーマのうち、吉祥寺レジデンシアの筆頭事業主である興和不動産長谷工の関係について見ていきたいと思います(書いているうちに大分長くなってしまいましたので、何回かに分けてお送りします)。そこに見えるのは、およそ住宅という高額商品を販売する資格があるとは思えない、身勝手な事業者の姿でした。

最初に、興和不動産が売り主となって長谷工が施工している物件がどれ位あるかということを見てみます。そのために、興和不動産のHP内に掲載されている分譲実績を遡ってみようと思いましたが、このページは未だに平成17年(予定)となっているなど、全くやる気が見られません。そのため、平成17年以降は長谷工アーベストのマンション完売物件一覧にて最近の長谷工分譲実績を適宜補足しています。

<2006年竣工>
グリーンサラウンドシティ
住所:神奈川県横浜市港北区綱島
総戸数:945戸
竣工時期: 2006年3月
売主:双日都市開発、興和不動産、新日鉄都市開発、トータルハウジング、ナイス、ニチモ、平和不動産、プロバイスコーポレーション、双日、長谷工コーポレーション
備考:青山学院グラウンド跡地

<2005年竣工>
プライヴブルー東京
住所:東京都江東区豊洲
総戸数:513戸
竣工時期:2005年2月
売主:東急不動産、三交不動産、興和不動産、長谷工コーポレーション
備考:日新製糖豊洲工場跡地

<2004年竣工>
深沢ハウス
住所:東京都世田谷区深沢
総戸数:772戸
竣工時期:2004年6月
売主:双日都市開発、ジェネラスコーポレーション、ニチモ、興和不動産、トータルハウジング、日本中央地所、相鉄不動産、セコムホームライフ、日本開発、相互住宅、長谷工コーポレーション
備考:東京都立大学跡地

<2003年竣工>
citia(シティア
住所:千葉県我孫子市我孫子
総戸数:851戸
竣工時期:2003年7月
売主:興和不動産、トータルハウジング、ニチモ、三交不動産、近藤産業、長谷工コーポレーション
備考:日立精機工場跡地

まあ、目的物件まで遡ったことだし、この辺で終わりにしておきます。これで分かることは、興和不動産が年1棟前後のペースで長谷工の大型物件に参加する「パートタイム忠犬」であることでしょうか。しかし、上の物件リストを見ただけでも、小学校受け容れ問題で騒動を起こしたプライヴブルー東京、地域住民との係争が最高裁まで行った深沢ハウスと、本当にトラブルには事欠かない会社です、長谷工は。

さて、今回のメインテーマであるcitia(シティア)も、もちろんその一つです。このシティア、実は本ブログに以前も登場しています。長谷工の施工現場でクレーン横転のような重大事故が頻発していることをお伝えした長谷工施工現場は危険がいっぱいで、わずか1年ほどの間にパワーショベルの横転(1人死亡)、クレーン車横転(3人死傷)と重大事故を2件も起こしている事例としてご紹介しました。

しかし、今回この物件が登場するのは、この事故を再度ご紹介したいがためではありません。このシティアは、日立精機の工場跡地に建設されたマンションなのですが、本題に入る前に、日立精機跡地のマンション開発の経緯を振り返ってみたいと思います(以下の経緯については、我孫子市議会の会議録を主に参照しています)。

この日立精機は、バブル崩壊後の設備投資減退を受けて業績が低迷。リストラの過程で先ずグラウンドを売却。そこに、三菱地所が「エールの丘」という総戸数482戸の巨大マンションを建設します(2000年11月竣工、売主:三菱地所、東京建物、東急不動産、施工:大成・池田建設JV)。その後も、リストラの一環として土地を切り売り(長谷工が2001年2月に購入)し、そこに建設されたのが「シティア」です。

一連のリストラの甲斐なく同社は倒産(2002年8月民事再生法申請)。森精機製作所が資産の営業譲渡を受けて再起を図りますが、結局、森精機の方針で我孫子の工場は全面閉鎖となり、工場跡地は一括して売却される(長谷工が2003年12月に購入)こととなります。そして、長谷工は例によってワンパターンの巨大マンションを立て続けに建築します。具体的には、「グラン・レジデンス」(総戸数:738戸、2007年3月竣工、売主:双日、双日都市開発、東レ、明豊エンタープライズ、長谷工コーポレーション、施工:長谷工コーポレーション)、「アクア・レジデンス」(総戸数:424戸、2008年3月竣工、売主:双日、東レ建設、明豊エンタープライズ、長谷工コーポレーション、施工:長谷工コーポレーション)の2物件です。

シティア周辺の地図(驚異的なマンションの林立振り、クリックで拡大)

これらの巨大マンション群が林立した結果、わずか8年ほどの間に約2,500戸もの住戸が一挙に増加し、1万人近い人口増加が引き起こされます。この間の市議会の討議内容を見ると、渋滞発生、近隣の学校・保育所の受入問題、日照被害、土壌・地下水汚染などの様々な問題を巻き起こしたことが分かります。本ブログでも採り上げた後発マンションによる眺望被害(マンションデベロッパーのモラルで紹介)、土壌汚染とマンション問題など、およそ一箇所のマンションPJでこれだけの問題を引き起こせるとは、「流石は長谷工」と妙なことに感心してしまいます。

この関連討議は膨大な量になりますので、いちいち引用は致しません。ご興味のある方は、我孫子市議会の会議録検索システムに適当なキーワード(日立精機、シティア、長谷工など)を入れて検索してみて下さい。行政が事業者側にいいようにされている、武蔵野市でも見られた光景が繰り広げられたことが良く分かります。

因みに、この土壌汚染問題に絡んで、長谷工は暴力団から恐喝され、3千万円を支払って世間を騒がせています。

長谷工から3千万恐喝容疑 3幹部を再逮捕へ NPOを隠れミノに
2004年1月28日(読売新聞)

◆「敷地が汚染」と街宣
 マンション建設大手「長谷工コーポレーション」(東京都港区)から、環境問題を口実に3000万円を脅し取ったとして、警視庁組織犯罪対策部は27日、環境汚染防止を活動目的とするNPO法人(特定非営利活動法人)「消費者問題研究会」(東京都中央区)の幹部3人について、恐喝容疑で逮捕状を取った。3人は別の恐喝事件で起訴されており、28日にも再逮捕する。NPOを「隠れみの」にした企業恐喝グループに、東証1部上場企業まで屈していた。再逮捕されるのは、同研究会会長榎原(えのはら)一吉(55)、同理事長近藤薫(60)、同元理事藤川幸治(48)の3被告。
 調べによると、榎原被告ら3人は2002年7月ごろ、千葉県内のJR常磐線沿線で、長谷工コーポレーションが建設し、分譲中だったマンションについて、「敷地が汚染されている」などとして、建物周辺で街宣活動を行ったほか、中傷ビラを配布。
 また、同社の株式を所有していないにもかかわらず、「株主総会に出席して問題にするぞ」などと脅迫し、同社から3000万円を脅し取った疑いが持たれている。
 3人は同月、同社が東京都内で行っていた建物の解体工事現場周辺でも、「廃棄物の処理方法が違法だ」などと、街宣活動していたという。
 榎原被告らは、マンションの敷地が工場跡地で、かつては重金属類に汚染されていたことに目をつけ、その後、十分な浄化対策工事が行われていたにもかかわらず、因縁をつけて現金を脅し取ることを計画。街宣活動のほか、同年6月下旬には、「マンション開発への市の対応をただしたい」と、管轄の市役所を訪れ、市長に「浄化対策工事が不十分ではないか」と主張するなど、同社に対する嫌がらせを繰り返していた。
 同研究会関連の口座には、ほかにも大手ゼネコンなど十数社から3000万円近い入金があり、警視庁では、ほかにも不当な資金集めをしていた疑いもあるとみて調べている。
 長谷工は99年5月、取引金融機関に対し、総額3500億円の債権放棄を要請したほか、2002年には1500億円の金融支援を要請していた。榎原被告らが3000万円を脅し取っていたとされるのは、この時期だった。
 同社広報部は「街宣活動があったのは事実だが、その他のことは警察が捜査中であり、コメントできない」としている。
 榎原被告ら3人は、千葉県内の土木業者に「宅地造成地に汚泥を入れている」などと因縁をつけ、2001年7―8月、同業者から計300万円を脅し取ったとして、先月、恐喝罪で起訴されている。
 一方、内閣府は同研究会について、NPO法施行後初めての認証取り消しに向けて手続きを進めている。

<NPO法>
 1998年12月に施行された。環境や福祉分野などで社会活動を行うボランティア団体などが、内閣府や都道府県から認証を受けて、法人格を認められると、団体として事務所を借りたり、契約を交わすことができるようになる。昨年末現在、計1万4657法人が認証を受けている。



まあ、長谷工は恐喝に遭った被害者な訳ですが、その理由が土壌汚染のもみ消しとあっては同情の余地は全くありません。因みに、この脅し取られたお金の大半は水増し発注で捻出した裏金であることが判明しており、組織ぐるみの隠蔽工作であったことが分かります。本当にどうしようもない会社ですね。

長谷工のろくでなし振りが明らかになったところで、続きは次回とさせていただきます。実は、今回の本題はまだスタートしていないのです。本題に至るまでだけでも、これだけのトラブルを紹介しない訳にはいかない長谷工という企業に、一体何の存在意義があるのでしょうか?
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テーマ:住宅・不動産 - ジャンル:ライフ

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