吉祥寺東町の法政跡地問題を考える

各地で高層マンション建設を強行、地域住民との紛争多数。モラルゼロの最低マンション専業ゼネコン・長谷工コーポレーションによる、吉祥寺東町・法政高校跡地の高層マンション建設計画を追跡するブログです。

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そして誰もいなくなった

タイトルは、もちろんアガサ・クリスティの傑作から拝借しました。「長谷工の周りには」と補足してお読み下さい。

4月に入っても、マンションデベロッパー淘汰の流れは加速することこそあれど、弱まることは決してなさそうです。24日には、長谷工の忠犬として長谷工主導の大規模物件に数多く参加して来た中央コーポレーションが、民事再生手続開始を申し立て、倒産しました。恒例の大型倒産速報「不動産開発・賃貸 東証・名証2部上場 株式会社中央コーポレーション 民事再生法の適用を申請 負債340億円」でその概要を見てみますと、

 (株)中央コーポレーション(資本金33億6176万5789円、名古屋市中区栄2-5-1、代表植野晃年氏、従業員87名)は4月24日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、保全命令、監督命令を受けた(中略)。

 当社は、1942年(昭和17年)4月に設立。当初は繊維商社として事業展開していたが、長引く繊維不況の影響から随時不動産賃貸業へ事業転換を進め、近時は分譲マンション、投資用マンション、賃貸用オフィスビル、商業施設などの開発・販売、不動産活用などの仲介事業を主体に、ショッピングセンター「津サティ」ほか商業ビルや工場賃貸を行う不動産賃貸、繊維製品卸などを手がけ、2008年5月期は年売上高約390億1100万円をあげていた。

 しかし、開発用不動産の取得などで借入金が年商を上回り金利負担が重くなっていたうえ、アメリカのサブプライムローン問題の発生による不動産市況の冷え込みなどから、不動産開発部門の収益が低迷し資金繰りが悪化。支払いの遅延も発生するなど苦しい経営が続いていた。

 2009年に入ってからは、プロジェクトの見直しや役員報酬の減額、不採算の事業からの撤退などの経営改善計画を発表して再建を図っていたが、業績は回復せず、2月には株式の時価総額が6億円未満となり東証の上場廃止基準に抵触したほか、4月14日には2009年5月期の第3四半期報告書が法定提出期限に提出できなくなったことを発表するなど動向が注目されていた(後略)。



繊維商社としての経営が苦しくなったので不動産屋に転身するというのは、事業の目的を忘れて存続のみが目的化した不要な企業の典型的な姿ですが、それを可能にしているのは、あまりにも参入障壁の低い不動産業界(特にマンションデベロッパー)のあり方です。ノウハウなど一切いらず、資金さえあれば、設計・施工・販売等を全て外注して事業が行える。こんな手軽な事業は、マンションデベロッパー以外にあり得ないでしょう。そこを長谷工につけ込まれ、骨の髄までしゃぶられて、余命短い長谷工の延命処置に貢献した挙げ句の倒産劇、見るのは一体何回目でしょうか?

さて、そんな中央コーポレーション長谷工集中度は、終末時点ではどの程度だったのでしょうか? それを、同社HP中の新築マンション一覧で確認してみたいと思います。

倒産日現在で、同HPに掲載されている物件数は全8物件(首都圏6物件、近畿圏・中京圏各1物件)です。未竣工物件は、「SHINKA CITY <ステーションスイート>」のみで、他は9ヶ月~2年前に竣工済の物件ばかりという悲惨さは、当社の倒産が必然だったことを物語っています。この中で、近畿圏・中京圏を除く首都圏6物件は全て長谷工案件という集中振り。この点については、1年近く前に輝く!長谷工忠犬度ランキング(第2の近藤産業を探せ!)で指摘した時から、何ら変わっていないようです。

残念ながら、建築中の物件は1物件のみで、かつ売主が8社(!)という「船頭多くして船 山に登る」状態の物件ですので、長谷工の損失は非常に限定的と言えそうです(因みに売主の面々は、名鉄不動産、三洋ホームズ、新日本建設、京急不動産、中央コーポレーション、平和不動産、セントラル総合開発、長谷工コーポレーションという笑えるほどの忠犬面子です)。しかし、長谷工自慢の「忠犬に用地情報を提供し、金だけ出させて、自分はリスクなしで工事を請け負う」という虫のいいビジネスモデルは、確実に付和雷同型デベロッパー淘汰の加速によって、成立する余地がなくなりつつあるようです。

タイトルの「そして誰もいなくなった」は、孤島から出られなくなった10人が1人ずつ殺されていくという物語ですが、長谷工を取り巻く忠犬たちも、近藤産業、マツヤハウジング、ノエル、ダイア建設、栄泉不動産、日本綜合地所、ニチモ、アゼル、そして中央コーポレーションと、一社ずつ確実に淘汰されています。小説と同じような結末は、果たしていつ用意されているのでしょうか?

このような周囲の町並みと一切調和することのない環境破壊も甚だしいマンションが建ち続ける世の中はたくさんです。そのトップをひた走る長谷工には、一日も早く社会から退場して欲しいと願って止みません。

深沢ハウス(周囲から浮き上がった異様を晒す深沢ハウス(施工・長谷工)、クリックで拡大)
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日本綜合地所 リストラ

大学生 内定取り消し 業種不況で大学生の就職内定取り消しが相次いでますが、それはどの業種が多いのでしょう。逆にどの業種は少ないですか。[⇒回答を読む] 不動産株不動産株の代表をいくつか教えて下さい。[⇒回答を読む] 修学旅行で新日本プロレスを訪問しよう.....

  • 2009/07/03(金) 15:08:32 |
  • 経済・政治・国際ニュースダイジェスト

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