吉祥寺東町の法政跡地問題を考える

各地で高層マンション建設を強行、地域住民との紛争多数。モラルゼロの最低マンション専業ゼネコン・長谷工コーポレーションによる、吉祥寺東町・法政高校跡地の高層マンション建設計画を追跡するブログです。

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三菱地所も吉祥寺に参入?

11月末にもモリモト民事再生手続開始を申し立てるなど、マンションデベロッパーを取り巻く環境は悪化の一途を辿る一方です。モリモトと言えば、やたらとグッドデザイン賞受賞を喧伝するなど、デザイン性と立地条件での差別化を謳い文句にして事業展開していました。そんなモリモトですら倒産せざるを得ない状況ですから、最早マンション業界全体が崩壊の危機にあると言えるでしょう。一日も早い某マンション専業ゼネコンの淘汰を祈念いたします。

因みに、リクルート社のフリーペーパー「住宅情報マンションズ」の12月2日号は、モリモトの掲載予定全13物件を突然に掲載ストップしたためか、やたらと空きページが多くなっていました。巻頭の全掲載物件紹介のページの校正は間に合わなかったのか、全ての物件が特定できる状態のままという混乱ぶりは悲惨の一言に尽きます。全197物件のうち13物件が突然の掲載見送り、マンション広告は貸し倒れの危険と紙一重のようですね。

さて、恒例のTDB・大型倒産速報マンション分譲 東証2部上場 株式会社モリモト 民事再生法の適用を申請 負債1615億2000万円によれば、破綻に至る理由は以下の通りです。

 (株)モリモト(資本金57億7176万9460円、渋谷区恵比寿南3-7-4、代表森本浩義氏、従業員324名)は、11月28日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請した(中略)。

 当社は、不動産事業を目的として1983年(昭和58年)7月に設立した(株)モリモトが前身。主として、都内世田谷区、大田区、目黒区のほか横浜市、川崎市などを主力地域としてファミリーマンションの分譲事業を展開してきた。その後、98年2月に将来の株式上場を目的として当社を買収、2000年4月に当社が旧モリモトを吸収合併し、現商号となった。株式上場に関しては2001年11月を計画していたが、当時の株式市況動向などから一時中止、その後再び上場計画が進行し、2008年2月に東証2部へ上場を果たしていた。

 債権債務および営業基盤など、旧・モリモトを全面的に引き継いでおり、毎期1000~1500戸のマンション分譲を展開、ファミリータイプの「クレッセント」、高級ブランドの「ディアナガーデン」などのほか、賃貸不動産開発事業として住居系の「イプセ」シリーズや住宅、オフィス、商業施設を融合させた「クイズ」シリーズを手がけるなど積極的に展開、2003年3月期に約690億5700万円だった年売上高は2008年3月期には約1150億5800万円にまで伸長していた。

 しかし、昨年後半以降の不動産市況の大幅な悪化に伴い、今期の第1四半期連結ベースでは経常損失を余儀なくされるなど業績の悪化が顕在化。秋口には約定弁済の資金確保が厳しい状況を余儀なくされていたうえ、中間決算においても下方修正を明らかにしていたが、11月14日には予定していた中間決算発表を延期。動向が注目されていたが監査法人の監査意見も受けることが出来なくなったことで今回の措置となった(後略)。



当社のプレスリリースでは「本年10月になって(中略)、平成20年10月末日までに予定していた約定弁済資金の確保が厳しい状況」にあり、「本日(11月28日)、当社の監査法人からの監査意見がいただけなかった」ことが破綻理由とされています。

そんな監査法人によって破綻に追いこまれる事態を回避するためか、決算公表直前に監査法人の変更を発表する企業が目立ちます。地下室マンションで悪名を馳せ、三鷹のツインタワーマンションの事業主でもあるランドもそんな一社です。11月19日付のプレスリリース「会計監査人の異動および一時会計監査人の選任に関するお知らせ」によれば、監査法人を新日本監査法人から監査法人ウィングパートナーズへと変更(正確には一時会計監査人に選任)したことが発表されています。このウィングパートナーズですが、Wikipediaに記載されているクライアントの名前を見れば一目瞭然ですが、真っ当な会計監査を受けられない企業の駆け込み寺の様相を呈しています。潔く破綻を選択するか、二度と浮かび上がれないアングラな世界へと足を踏み入れるか、経営者の見識が問われる選択と言えそうです。

さて、話を本日の本題へと移します。11月27日に三菱地所「株式会社メックecoライフ設立について」というプレスリリースを出しています。これは、「三菱地所グループが開発する集合住宅の企画に対して、環境・デザインに関する様々な研究・提案を行う会社」とされていますが、当然ながらこの会社の事業内容には全く興味ありません。

それでもこの件をご紹介するのは、この子会社設立に関する日経産業新聞の記事に非常に興味深い記載を見つけたからです。11月28日付の同紙に掲載された記事には、同社の概要を紹介した後に以下のような記載を見ることができます。

 三菱地所はまず、東京・吉祥寺に建設するマンションにメック社が提案した環境技術の成果を採り入れる方針だ。将来的には標準採用も視野に入れている。
 メック社は二〇〇九年度に一億円の売上高を目指す。



第一弾の物件は吉祥寺で、メック社も来年度には売上が計上し始めるとのこと。とすれば、水面下では物件の仕入は終わっており、来年の早い時期には着工すると見るのが自然でしょう。そのような物件はどこなのかと思い、三菱地所や(子会社化されている)藤和不動産のHPを調べてみましたが、それらしい物件は見当たりませんでした。強いて近い物件を挙げるとすれば「パークハウス松庵」でしょうが、この物件は3月に竣工済です(完成後9ヶ月も経過しているのに、まだ全22戸中4戸も売れ残っています)。色々と注目されている御殿山のJR社宅跡地も、12月1日付の日経産業新聞によればアクセスが78億7千万円で購入したとのことで、これまた違うようです(話は逸れますが、このアクセスがIT企業のアクセスだとすれば、マンションは建たないことになります。市況の悪化を受けて、マンションデベロッパー各社が一斉に手を引いたのでしょうか)

12月31日追記
アクセスというのは、大阪のシステム開発会社でした。同社のプレスリリースにそのことが掲載されています。JR東日本→原弘産→HUMプロパティーズ→アクセスと、マネーゲームに翻弄されて短期間に所有者がコロコロと変わったこの土地は、今後どうなっていくのでしょうか? アクセスとしては本業と無関係なこの土地を早期に売却したいでしょうから、ここを三菱地所が購入する可能性もあるかも知れません。


という訳で、現時点では詳細は不明ながら、近い将来に吉祥寺近辺で三菱地所がマンションを分譲する可能性は高いものと思われます。某物件が吉祥寺アドレスの希少性を声高に喧伝するのも、このような事情があってのことかも知れません。住宅は高い買い物ですから、情報をよく収集して十分に検討しないと、「安物買いの銭失い」ならぬ、「安『普請』物買いの銭失い」になりかねませんよ。
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吉祥寺について調べています。いろいろありますなぁ ブログで拾ってみました。とり...

  • 2008/12/07(日) 02:56:10 |
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