事故の原因など詳しいことは現時点では分かっていませんが、わずか3ヶ月の間に同一現場で二度も人命に関わるような重大事故を起こすとは、一体長谷工という会社の安全管理体制はどうなっているのでしょう?
前回の事故後(2月15日)に開かれた事故報告会で、長谷工はこう説明しています(配付資料からの引用)。
再発防止策
足場の浮き上がりを防ぐために、下図≪省略≫のように控えの形状を変更する。
既存建物の壁にコアボーリングで穴をあけ、単管パイプを通し、クランプにてカンザシパイプ及び足場と固定する。2Fと3F部分に3箇所設置する。
コアの穴と壁端部は25センチ程度はなす。
妻壁部分も現状の控えのほかに、上記と同様に数箇所に控えを取り補強する。
毎日作業中・終了時の足場の点検をより念入りに行い、天候の変化に気を配り危険が予想される時は事前の対策(点検、補強、養生)を実施する。また、夜間も宿直体制をとる。
また、記念講堂及びプール解体工事概要説明の際にも、長谷工は次のような説明を行っています。
*外部足場養生浮き上がり防止対策
外部足場養生浮き上がり防止対策として、通常の単管パイプによるカンザシの壁つなぎの補強として下記3種類の補強を行う。
(1)、窓(パラペット)部の壁つなぎの下側にコアドリルで壁に穴を開け単管パイプを通し、下でも壁つなぎを取る。
(2)、無開口壁部はコアドリルで壁に穴を開け単管パイプを通し、下でも壁つなぎを取る。
(3)、窓(壁開口)の上下に単管パイプで壁つなぎをとる。
足場倒壊の再発防止に関する対策が色々と述べられていますが、今回の事故で、全く反省は生かされていない、いや、そもそもそこまでの水準にすら達していないことが判明したようです。
前回の事故後のエントリ「続・足場倒壊」の中で、こう書き記しました。
事故の本質は、強度不足の足場が組まれていた(または組んだ後に足場が緩んできた)ため、ちょっと強い風が吹いただけで防音壁が風を受けて動いてしまった、という人災ではないかという気がしてなりません。現場の定期的なチェックは、どのような業種であれ、原則中の原則だと思うのですが、そのような基本が守られていない施工現場だとすれば、その品質は推して知るべしでしょう。
解体工事の再開に際しては、相応の再発防止策を講じるようですが、同様の問題は新築工事の際にも発生します。果たして、この会社が過去から学んで万全の安全対策を講じると言うことはあり得るのでしょうか? 私には期待薄に思えて仕方がありません。
私は予言者でも何でもありませんが、ここまでピタリと当てはまるとは… いくら口で何と説明しようと、現実がこんなに杜撰ではまるで説得力などありませんし、所詮は口先ばかりと思わざるを得ません。「吉祥寺東町の近隣住民などおとなしいので、対策など適当に済ませておけばそれでいい」、そうとでも考えているとしか思えない話です。
この調子で、新築工事の杭打ちやらクレーン車の設置やら始められては、とてもじゃないがたまったもんじゃありません。最早、住民の安全を一顧だにしない長谷工に対しては、こう叫ぶしかないのかも知れません。
「出て行け長谷工!!」
と。いやそれすらも生ぬるいかも知れません。
「この世から消え失せろ、長谷工!!」
位でなければ、最早この企業には効き目はないのかも知れません、残念ながら。


