吉祥寺東町の法政跡地問題を考える

各地で高層マンション建設を強行、地域住民との紛争多数。モラルゼロの最低マンション専業ゼネコン・長谷工コーポレーションによる、吉祥寺東町・法政高校跡地の高層マンション建設計画を追跡するブログです。

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桜の木からマンションデベロッパーの落日を思う

今日、日が暮れてから法政跡地の横を通りかかると、女子大通り沿いの桜の木が4本とも、ほとんど枝を剪定されて実に無惨な姿に変わり果てていました。敷地の外壁に張り出されている週間工程表によれば、今日から桜の木の移植作業をすることになっており、それに伴うものだということは分かりましたが、これはちょっと… 果たしてこの桜たちは、無事移植することができるのでしょうか?

週間工程表(桜移植)
(今週の工事は桜の移植、クリックで拡大)

移植前の桜
(翌朝撮影した坊主四兄弟、クリックで拡大)

そもそも、落葉樹である桜の木は、葉が落ちている冬期に移植することが望ましいようです。この新緑の季節に移植せざるを得なかったことから、葉からの水分蒸発を防止するための剪定ではないかと推測はしますが、あの無惨な姿を見ると、正直もう一度元気な姿を見せてくれることは難しそうな気もします。

しかし、移植に負けることなく生き長らえ、マンション建設後に同じ場所に戻ってきたとしても、あそこまで枝をそぎ落とされてしまっては、それは既に以前とは異なる景色でしかないでしょう。「桜の木を残して欲しい」という地域住民の願いは、「地域の風景の連続性を少しでも残しておいて欲しい」という願いでもある訳ですから、長谷工も(既存樹を残すだけという)単なる形式だけではなく、一歩踏み込んだ対応をしてくれれば良かったのに、そう感じます。

とにかく、それが以前とは異なる風景だとしても、解体工事の騒音・震動を耐え抜いた桜の木が、再び同じ場所で花を咲かせる日が来ることを願わずにはいられません(誤解のないように申し添えておきますが、桜の移植については、コストを掛けてでも住民の要望を聞き入れた長谷工の対応は一応評価しています。やり方が拙いと言っているだけです)。

解体工事といえば、記念講堂の解体も大分進んできました。建物としての形状を留めているのも、あとわずかの間という気もします。

解体の進んだ記念講堂
(すっかり解体されました、クリックで拡大)

話はガラッと変わります。先週後半は、3月決算の企業の決算発表が相次ぎました。本ブログでも何度か書いていますが、マンションデベロッパー各社の決算内容の悪化振りには顕著なものがあります。一部例外はありますが、表面上は増収増益を記録していても、完成在庫が大幅に増加しており、今期以降の業績悪化が必至という会社ばかり。また、既に業績の悪化が表面化している企業も数多く、ダイア建設のように赤字転落しているところもあります。

その中でも、個人的な注目銘柄はシーズクリエイトです。平成20年3月期の決算短信を見る限り、この会社の動向はしばらく要注意ですね。前期決算が売上高が3分の2に減少して赤字に転落しているなど、既に業績の悪化振りは顕著ですが、注目点はそこではなく3月末の現預金残高です。何と、737百万円と(前々期末の86億円はともかく)200億円以上の事業を展開する企業の手許残高としては、相当に心許ない水準まで減少しています。

コミットメントラインでも設定されていて、余計な現預金は持たないようにしているのかとも思いましたが、そのような注記は一切なく、純粋に手許が薄いようです。今もこの会社が倒産したというニュースは流れていませんので、何とか繰り回しはできているようですが、前期末に大量に積み上がっている完成在庫を何とかしないと、色々とやっかいなことになりそうですね。

消費者の購入マインドは冷え込む一方で、値引きが横行する販売状況。他方、建築資材の高騰には全く歯止めが掛からず、利益率の低いマンション工事はゼネコンからもそっぽを向かれるなど、マンションデベロッパー各社にとっては「泣き面に蜂」状態です。全ては「身から出た錆」ですから仕方ありませんが、マンションデベロッパーが高値掴みした土地の価格はまだまだ下がります。損切りしたくても売るに売れない状態という奴ですね。

法政跡地も、新築工事は一向に始まる気配を見せません。桜の移植作業をする辺り、長谷工はまだ諦めずに事業化しようとしているようですが、以前にも見た通り、長谷工の買値ではおよそ利益の出る事業にはなり得ないでしょう。住宅情報マンションズの「今週のクローズアップ」を見れば分かる通り、長谷工の大規模マンションが大量に売れ残っているのは誰の目にも明らかです。撤退も一つの英断ですよ、長谷工さん。
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テーマ:住宅・不動産 - ジャンル:ライフ

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