吉祥寺東町の法政跡地問題を考える

各地で高層マンション建設を強行、地域住民との紛争多数。モラルゼロの最低マンション専業ゼネコン・長谷工コーポレーションによる、吉祥寺東町・法政高校跡地の高層マンション建設計画を追跡するブログです。

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住宅密集地でのクレーン車使用の是非

法政跡地のうち、記念講堂の解体工事が本格化してきました。それに伴って、また振動と騒音の日々がやって来てしまいました。本当にご勘弁を願いたいものです。下の写真は連休中に撮影したもので、記念講堂の土手っ腹に穴が空いています。今では前面の壁が全て取り壊されており、見る影もありません。

穴あき記念講堂
(クリックで拡大)

個人的には、この記念講堂の解体については、非常に理不尽さを感じています。武蔵野市議・川名ゆうじ氏のブログの2005年12月27日付エントリ「買い取れるか? 法政中・高校跡地」に、記念講堂内部の写真が掲載されています。川名氏自身も、記事中で「講堂を見ましたが、築20年とまだまだ使えるように思えました。公共施設となるとエレベーターがないので、改造費が必要でしょうが、このまま壊すにはもったいないと思いました。見た目ですが、吉祥寺駅南口にある武蔵野公会堂よりも良いように思えたからです」と述懐しておられますが、全く同感です。あれだけの建物ですから、公共的な施設として十分有効利用できた気がしてなりません。この辺り、地下に貯水槽を造るという目的ありきの用地取得であって、市民の声が本当に反映されているとは言い難いものを感じてしまいます。

話はガラッと変わりますが、ゴールデンウィーク後半は、6日未明の強風や8日深夜の地震など、色々と自然の力を再認識させられました。そして、その都度、今後必ず懸念事項として持ち上がるであろう「あること」を想起せずにはいられませんでした。その「あること」こそ、今後の新築工事に伴って設置されるクレーン車による転倒・落下などの災害発生の危険性です。

以前のエントリ「長谷工施工現場は危険がいっぱい」で、長谷工クレーン転倒事故の常習犯であることはご紹介済ですが、これは何も長谷工だけが特別な存在という訳ではなく、建設業界全体に蔓延する問題のようです。常陸機工というクレーン専門工事業者のHP内に、移動式クレーン事故情報としてクレーンによる事故情報が時系列的に紹介されています。これを見ると、その数の多さ自体にも呆れますが、転倒・落下などの重大事故も頻発しており、いかに業者が口先で「安全」を唱えようと、事例がその危険性を雄弁に物語っています。個別の業者名は開示されていませんが、当然、長谷工事例も含まれています。時間があれば、それぞれの事故を起こした会社がどこなのか、調べてみるのも面白いかも知れません。

また、国際サービスシステムという建設機械販売会社のHP内にある「メンテナンスニュース」というコンテンツには、VOL.46 クレーンの転倒事故の話VOL.68 クレーンの転倒事故の話(2)と「禁断のテーマ」を二度も採り上げています。それだけ、業界内から見ても転倒事故が多いということでしょう。紹介されている事例の事故原因は「過負荷防止装置を解除しての使用」、「アウトリガーを張り出す地盤の養生(不足)」、「リミットスイッチの調整不良」という何れも業者の危険性に対する認識が欠けているとしか思えないものです。これが業界全体を取り巻くモラルの低さだとしたら… 考えたくもありませんね。

次に、南流山鰭ケ崎・・死人坂のマンション物語というサイト(紛争を7年も継続しているという努力には頭が下がります)内の「死人坂資料室」には、クレーン車横転事故の模様を伝える(写真付の)新聞記事が2件保存されています(船橋市東中山1丁目柏市あけぼの4丁目)。特に、船橋の事例にある「左後輪が約3センチの段差にひっかかり、バランスを崩して」倒れたという記載には驚かされました。その程度で横転するようなものを住宅密集地で平気で使用する神経って… 3センチの段差など、ごく日常的に生じうるものです。住宅密集地でのクレーン車使用には、もっともっと厳しい安全規制が必要なのではないでしょうか。

最後に、ちょっとユニークなクレーン横転事故の様子を紹介したブログ「マンション屋さんの溜め息」から建設中の事故をご紹介します。横転したクレーンがマンションのセールスポイントにしていたシンボルツリーに倒れかかり、右半分がきれいさっぱり削られてしまった様子を紹介しています。ここまで来ると、苦笑せざるを得ませんね。

繰り返しますが、街中でのクレーン使用にはもっともっと厳しい規制が必要なのではないでしょうか? これだけ豊富な事例を目の当たりにすると、建築業界の自浄作用に期待することは、限りなく無理という気がしてなりません。何でも規制という考え方は、時代に逆行している面もありますが、無秩序なマンションデベロッパーの乱開発から住環境を保全することや、こうした人命に関わることについては、規制の強化が検討されるべきと思います。

新築工事の説明会を行っていた際には、「4月から着工、連休前には販売開始の予定。なので、これ以上の協議には応じられない」と繰り返し嘯いていたにも関わらず、本格的な工事は未だ始まらず、販売が開始される気配すら見られません。再三指摘している通り、最早マンションは建てるだけ売れ残りを増やすだけです。これらが、長谷工の撤退に向けての動きなら嬉しいのですが、どうせそんな理性は持ち合わせていないでしょうから、取り敢えず建ててしまって、売れ残りは値引いて売り切るといういつものパターンに陥るのが関の山でしょう。

吉祥寺計画
(取り敢えず看板は設置されてます、クリックで拡大)

本ブログで紹介済の物件だけを採ってみても、竣工後も未だに販売している物件ばかりです。既に、長谷工得意の大規模マンションは飽和状態です。加えて、ここ法政跡地のマンションは、敷地の制限から長谷工得意の(共用部分の容積不算入を悪用した)豪華共用施設を造ることもできないでしょうから、高級物件に縁のない長谷工では一体どんな物件を用意してくるのでしょうか? 売れ残りに向けたお手並み拝見といきましょう。
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テーマ:住宅・不動産 - ジャンル:ライフ

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