吉祥寺東町の法政跡地問題を考える

各地で高層マンション建設を強行、地域住民との紛争多数。モラルゼロの最低マンション専業ゼネコン・長谷工コーポレーションによる、吉祥寺東町・法政高校跡地の高層マンション建設計画を追跡するブログです。

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続・足場倒壊

日増しに厳しさを増すマンションデベロッパーを取り巻く環境ですが、また一社倒産が出たようですね。横浜の中小マンションデベロッパー・アジャクスが17日までに事業停止し、破産手続きを準備中との情報が流れました。丁度、マンションデベロッパー各社の第3四半期決算が発表されている頃ですが、各社の棚卸資産の状況は悲惨としか言いようがありません。3月末の大量在庫の山が築かれていく様子は、マーケティングの基本すら知らない造るしか脳のない業界体質を象徴していて、滑稽ですらありますね。

さて、無関係な話はこれ位にして、本題に入ります。前回エントリでお伝えした法政校舎解体工事現場において発生した足場倒壊ですが、想像以上の大事故だったことが分かりました。現場の様子を交えてご説明したいと思います。

足場倒壊現場(後)
足場倒壊現場、クリックで拡大)

上の写真は、事故当日から約1週間後の写真です。写真中央の解体中の校舎に足場が組まれていますが、これは事故後に再度組まれたものです(アングルは違いますが、下の事故の翌々日の写真と比較してみて下さい)。事故前は、この足場に防音壁が取り付けられていた訳ですが、この足場と防音壁が風に煽られ、写真左側から手前にドアを開けるように写真右奥に向かって倒れていきました。そして、写真右の奥にちょっとだけ写っている法政が設置していた防球ネットにぶつかって止まったのです。もし、このネットがなかったら、もしくはこのネットも一緒に倒れていたら、近接する家屋にはどのような被害が生じたかは言うまでもないでしょう。

足場倒壊現場(前)
(足場倒壊現場(事故翌日)、クリックで拡大)

しかし、長谷工という会社は、少し安全に対する認識が甘過ぎるのではないでしょうか? 本ブログでも、解体工事開始前に「長谷工施工現場は危険がいっぱい」で、長谷工現場でクレーン倒壊という重大事故が最近だけでも2件も起きていることをお伝えしました。しかし、事故の中身は違っても、同じような重大事故がここ吉祥寺東町でも起きてしまうとは… 怪我人も家屋への被害もなかったのは奇跡としか言いようがありません。

想定以上の強風が吹いたことを理由にしているようですが、当日は確かに風は強かったとは言え、そこまでの突風など吹いていませんでした。事故の本質は、強度不足の足場が組まれていた(または組んだ後に足場が緩んできた)ため、ちょっと強い風が吹いただけで防音壁が風を受けて動いてしまった、という人災ではないかという気がしてなりません。現場の定期的なチェックは、どのような業種であれ、原則中の原則だと思うのですが、そのような基本が守られていない施工現場だとすれば、その品質は推して知るべしでしょう。

解体工事の再開に際しては、相応の再発防止策を講じるようですが、同様の問題は新築工事の際にも発生します。果たして、この会社が過去から学んで万全の安全対策を講じると言うことはあり得るのでしょうか? 私には期待薄に思えて仕方がありません。もう口先ばかりの説明(言い訳)は不要です。きちんと態度(万全の安全対策)で立証することだけを望みます。

2月21日追記
風で防音壁が倒壊するという事故は珍しいと思いますが、全くない事故ではないようです(少なくとも、長谷工がクレーンを倒す程度の頻度では発生していた)。大阪日刊スポーツのなにわWEBに、次のような記事が掲載されていました。

解体中の西宮サティ、足場崩れ道ふさぐ

 26日午後0時40分ごろ、兵庫県西宮市高松町で解体工事中のスーパー「西宮サティ」跡地ビルで、幅約50メートル、高さ約15メートルの足場が崩れ、一部は道路を越え対面のマンションに倒れかかった。けが人はなかった。西宮署などによると、同ビル東側のパネルで囲われた足場が、西側からの突風にあおられ崩れたらしい。足場は向かい側マンション5階のベランダ付近にもたれかかった。倒れた足場が高圧線を切断し、周囲の約430世帯や信号機が一時停電した。西宮サティは道路拡張に伴い今年1月に閉店。その後、更地にするため解体工事をしていた。
[2005/4/27/09:55 紙面から]



事故直後の現場の様子は、こちらで見ることができます。更に詳しい状況は、大阪版の産経新聞に載っており、それによれば「倒壊当時は最大瞬間風速23.2mの突風が吹いていた」そうです。法政跡地のシチュエーションに近いような気がしますね。因みに、記事中には「大手ゼネコンが2月から解体工事を進めていた」とあり、「もしや」と思いましたが、残念(?)ながら大成建設でした。

なお、この事故は直前に起こったJR福知山線の脱線事故に報道が集中したためか、かなり派手な事故だった割にはあまり報道されなかったようで、残っている情報が非常に少なかったです。法政跡地の事故も、そのように闇に葬られないようにしないと、また同様な事故が別の現場で発生しかねません。防音壁の安全基準の見直しが必要ではないでしょうか?

最後に、福知山線で想い出した本日のトリビアを一つ。福知山線の脱線車両が衝突したことで何度もその姿が映し出されたマンション「エフュージョン尼崎」は、長谷工の設計・施工・管理物件です。その唐突な立地条件に違和感を覚えた方も多かったと思いますが、長谷工と聞けば納得もいくというものですね。もうすぐ事故から3年。今更ではありますが、改めて犠牲者の方々のご冥福をお祈りいたします。
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テーマ:住宅・不動産 - ジャンル:ライフ

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